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0106  松江市 松江城天守の国宝指定について

平成27年5月15日
文化財課
原田敏照
TEL : 0852-22-6612
FAX : 0852-22-5794
Mail : bunkazai@pref.shimane.lg.jp
 
 5月15日(金)に開催された国の文化審議会(会長 宮田亮平(みやたりょうへい)において、松江市内に所在する重要文化財松江城天守を国宝(建造物)に指定するよう文部科学大臣に答申されました。
 国宝指定の概要
(1) 名称 松江城天守 1棟
 附(つけたり) 祈祷札(きとうふだ)2枚 慶長十六年正月吉祥日
 鎮宅祈祷札(ちんたくきとうふだ)4枚
 鎮物(しずめもの)3点(祈祷札 1、槍 1、玉石 1)
(2) 所在地 松江市殿町1番地続(つづき)6
(3) 所有者 松江市
(4) 年 代 慶長16(1611)年
(5) 構造及び形式  四重五階天守、地下一階付、本瓦葺、前面附櫓 一重、本瓦葺
(6) 規 模 平面447.13u、延べ面積1,784u、高さ22.43m(木造部)
(7) 指定基準 「重要文化財のうち極めて優秀で、かつ、文化史的意義の特に深いもの」による。
(8) 指定要因 調査研究等により、「文化史及び歴史上特に重要な知見」が得られた。
 @ 建築年代が明確となった。
 平成24年5月に、「慶長16年」と記された祈祷札2枚が再発見され、その後の研究により、天守が慶長16(1611)年完成であることが明確となった。
 A 独自の特徴ある構法が明らかとなった。
 2階分の通し柱や包板の技法を用いた特徴的な柱構造が解明され、天守建築に優れた技法を用いた事例であることが判明した。
(9) 評価
 建築年代が明確な慶長期の天守として、彦根城天守(慶長11年)、姫路城天守(慶長13年)と肩を並べる存在であり、松江城天守と同様の「複合天守」である彦根城天守に、年代、規模とも匹敵している。
・祈祷札から慶長16年の完成が明らかである。
・近世城郭最盛期を代表する荘重雄大な四重五階の天守である。
・通し柱による構法や包板の技法など、松江城独自の特色がある。
・富田城からの移転が明確であり、建築史、都市史、文化史上の価値が高い。

文化庁資料http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/2015051503.pdf



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