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0140  国史跡等の指定・登録について

平成28年11月18日
文化財課
椿真治、原田敏照
TEL : 0852-22-5880
FAX : 0852-22-5794
Mail : bunkazai@pref.shimane.lg.jp
 
 11月18日(金)に開催された国の文化審議会(会長 馬渕明子(まぶちあきこ))において、県内に所在する下記の3件について国史跡に追加指定、国登録有形文化財(建造物)に登録するよう文部科学大臣に答申されました。
      記

1.国史跡の追加指定
 山代二子塚(やましろふたごづか)
ア)指定年月日:大正13年12月9日
イ)所在地:既指定地:松江市山代町字二子塚496番地 外8筆
      追加指定地:松江市山代町字長石(ながいし)487番4 外22筆
   ※八雲立つ風土記の丘地内
ウ)面 積:既指定地5,530.00u、追加指定地5,112.27u、計10,642.27u
エ)所有者:島根県ほか
オ)年 代:古墳時代後期(6世紀後半)
カ)形態・規模:二段築成の前方後方墳。墳丘の長さ94m、
       (周溝を含めた長さ103m)、後方部の高さ8m
キ)概要等
 出雲市の大念寺古墳と並び、出雲地域最大の古墳で、古墳時代後期では国内最大の前方後方墳でもある。出雲の古墳文化、古代政治史を語り、古代出雲国の成立を探る上で欠くことのできない記念碑的古墳である。周辺は大庭鶏塚(国史跡)、山代方墳など、東部出雲における古墳時代後期の首長墓が集中して築造されている。なお、大正14(1925)年刊行の『島根縣史』において「前方後方墳」という用語が初めて使用された事例としても知られる。
 県教育委員会が、平成2〜12年度に発掘調査を実施し、埴輪や子持壺などが出土している。内部の埋葬施設は不明であるが、地下レーダー探査により横穴式石室の存在が推定されている。平成8年度に史跡公園として整備され、明治期に陸軍射撃場造成のために削平されていた後方部が復元されている。また、復元に際し墳丘の内部を観察できる土層見学施設と案内施設「ガイダンス山代郷」が設置され、公開されている。
 今回は、周濠等のうち条件の整った部分の追加指定答申がありました。

2.国登録有形文化財(建造物)の登録
 (1) 福田平治・与志記念館(旧愛隣会館)
 ア)所在地:松江市北田町
 イ)所有者:NPO法人 福田平治・与志顕彰会
 ウ)年代:昭和6(1931)年(昭和30(1955)年頃改修、昭和34(1959)年曳き家、平成28(2016)年改修)
 エ)構造等:木造二階建、金属板葺き、建築面積73u
      (高さ約8m、延床面積約94u)
 オ)概要等
 建物は、山陰における福祉事業の先駆者とされている福田平治(1866〜1941年)によって建設された。建物の外観は、勾配の強い切妻屋根を持つ洋風建築である。
 建物内部は、当初、育児院の講堂・礼拝堂として利用されていた。
 山陰における近代の社会福祉事業の歴史を物語る貴重な建造物である。

 (2) 医光寺中門(いこうじちゅうもん)
 ア)所在地:益田市染羽町
 イ)所有者:宗教法人 醫光寺
 ウ)年代:江戸後期(※安永年間(1772〜1780年)と伝わる)
 エ)構造等:木造桟瓦葺、間口4.6m、高さ約7m
 オ)概要等
 医光寺は天文年間(1532〜1554年)に創建された臨済宗寺院であり、境内の庭園は雪舟の作で国の史跡・名勝に指定されている。中門は象や唐獅子を表した彫刻等による華やかな装飾が施され、境内景観を特徴づけている。

3.文化庁報道発表資料
 (1)史跡等
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2016111802.html
 (2)登録有形文化財
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/2016111803.html



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