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1850  島根県立美術館 「松平斉貴からはじまる山陰の写真」開催のお知らせ

平成30年8月10日
島根県立美術館
蔦谷典子(学芸)、宮本彩子(広報)
TEL : 0852-55-4702
Mail : sam@pref.shimane.lg.jp
 
 島根県立美術館では、8月9日(木)より2階コレクション展示室4におきまして、
「松平斉貴からはじまる山陰の写真」を開催しています。
 山陰の写真の歴史は、松江藩9代藩主・松平(まつだいら)斉(なり)貴(たけ)(1815-1863)を嚆矢とします。写真術がもたらされたのは全国的にみても早く、1863(文久3)年3月以前に、斉貴(この時は斉(なり)斎(よし))の肖像が写されています。
 明治期には、旧津和野藩主亀井家13代・亀井茲明(1861-1896)が、ドイツで修得した写真術を用い日清戦争の記録を明治天皇に献上しました。また、松江に生まれた小豆澤亮一(1848-1890)は、写真の裏面を油彩で彩色する「写真油絵」の特許を取得しています。
 大正末期から昭和初期になると、絵のような写真「芸術写真」が一世を風靡し、山陰では塩谷定好(1899-1988)が活躍しました。次代の植田正治(1913-2000)は、モダニスム写真の高みを、山陰を舞台に創り上げていきます。
 戦後には、松江高校を卒業した奈良原一高(1931-)が、初個展「人間の土地」(1956)で写真界に衝撃を与え、島根県宅野に続く森山家の長男として大阪で生まれた森山大道(1938-)が、写真表現を根底から覆す写真群で登場し、今世界で最も注目される日本のアーチストのひとりとなっています。
 このように、山陰の写真の歴史は、日本の写真史の核となる部分を連綿と担ってきました。この展覧会ではその歴史を辿ります。


                    記


会 期:8月9日(木)〜11月11日(日)
    (会期中一部展示替えがあります)

会 場:島根県立美術館2階 展示室4

観覧料:コレクション展 一般300円(240円)、大学生200円(160円)、高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 ※企画展と同日に観覧の場合は半額になります。

【ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)】
11月4日(日) 14:00〜



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