2575 令和2年度「ふるさとづくり大賞」受賞について


 令和2年度「ふるさとづくり大賞」の受賞団体及び受賞者が決定し、島根県内からは下記のとおり受賞されることになりましたのでお知らせします。

1 表彰の目的
ふるさとづくり大賞(所管:総務省)
 ふるさとづくりへの情熱や想いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図ることを目的に、全国各地で、それぞれのこころをよせる地域「ふるさと」をより良くしようと頑張る団体、個人を表彰するもの。
 本表彰は昭和58年度に創設され、今回で38回目。これまで1,120団体・個人が受賞。平成25年度までは、「地域づくり総務大臣表彰」として実施。

【令和2年度受賞者】
 最優秀賞 1名、優秀賞 2団体、団体表彰 13団体、地方自治体表彰 6団体、
 個人表彰 6名、奨励賞 1名  計21団体、8名

2 県内の受賞者
 最優秀賞(内閣総理大臣賞)松場 登美(まつば とみ)氏
 個人表彰(総務大臣表彰) 周藤 實 (すとう みのる)氏

3 受賞者の概要
・松場 登美氏(大田市)
 夫の故郷である大田市大森町にIターンした昭和56年から石見銀山の歴史や豊かな自然、そこに共生する人々の暮らしに魅了され、布小物の製造販売の傍ら古民家の修復を手掛け、平成6年に服飾ブランド「群言堂」を設立。日本の技や産地を守る為に、国内の素材や国内生産にこだわり、暮らしに根ざしたものづくりの良さを全国に発信。その4年後には株式会社石見銀山生活文化研究所を設立。過去から本質を理解し、未来からの視点で創造する考え方を松場夫妻は「復古創新」と表現し、他と一線を画すその衣食住のスタイルに共感した若者が全国から移住したことから、大森町の人口は社会増加し、地域に根付くことで自然増加につながっている。

・周藤 實氏(松江市)
 玉湯町役場(合併により松江市)を退職後、4軒の旅館が経営破綻し寂れてゴーストタウン化した玉造温泉の再生を任され、松江観光協会玉造温泉支部事務局長に就任。
 玉造温泉の歴史や文化を深堀し、他の地域に負けない魅力あるまちづくりテーマ(美肌・姫神の湯 玉造温泉)を策定。温泉で働く人や住民と一緒になり、衰退していた玉造温泉のV字回復を成し遂げた。

4 その他
 詳細は総務省の報道発表資料をご確認ください。
 (https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei09_02000087.html