1127 タマスダレによる食中毒の発生について


1.概要
 4月30日、鹿足郡内の医療機関から益田保健所に、「自宅の畑に生えていた植物をノビルと間違えて喫食した2名が食中毒症状を呈し受診している」旨の連絡がありました。
同保健所は、診察した医師からタマスダレを喫食したことによる食中毒患者の発生届が提出されたこと、患者の発症状況及び聞き取り状況から原因食品をタマスダレとする食中毒と判断しました。
なお、患者は既に回復しています。

2.県民の皆様へ
 タマスダレは園芸用に広く利用される身近な植物であり、逸出したものが野生化することがあります。農作物の近くで栽培しないなど注意が必要です。
(※)タマスダレは、全草が有毒ですが、鱗茎に特に毒性分が多いです。特に、葉はニラの葉と、鱗茎はノビルに似ており、間違えて食べることによる食中毒の発生が見られます。
【タマスダレ】
分類:ユリ目ヒガンバナ科サフランモドキ属
大きさ:長さ20~30cm
症状:吐き気、嘔吐、痙攣など
有毒成分:リコリンなどのアルカロイド

詳細は別添資料をご覧ください。