1152 島根原発サイトバンカ建物の巡視業務の未実施についての知事コメント


1. 中国電力から2月19日に公表のあった標記事案について、本日、原子力規制委員会で、保安規定違反(判定区分:監視)と判断された。
2. 中国電力が公表後に、平成14年度以降、過去18年間に遡って調査を行った結果、巡視業務の未実施であった日数が32日となり、2月時点より増加している。
3. 平成22年3月の点検不備問題以来、中国電力が安全文化醸成の 推進に取り組んできた中で、こうした事案が生じたことは、極めて残念であり、信頼を損なうものである。
4. 中国電力には、今後も十分な調査を行い、組織・体制として改善すべき点を含め、徹底した原因究明・再発防止を講じてもらう必要がある。
5. 原子力規制委員会には、監督官庁として、中国電力に対して厳正な指導を行っていただき、中国電力には、これにしっかりと対応してもらいたい。
6. 県は、原子力規制委員会と中国電力の今後の対応を注視していくとともに、松江市と立入調査を行うなど、適切に確認を行っていく考えである。

注 原子力規制委員会は、事業者の安全確保の水準を高めるため評価を実施
改善事項等について、原子力安全に及ぼす影響の程度に応じて判定を行う
(判定区分は、重い順に「違反1」、「同 2」、「同 3」及び「監視」の4段階で設定)