1713 文化財保護法に基づく手続に関する不適切事案について(6月18日公表後の追加判明分)


 県が発注した道路工事において、文化財保護法に基づく埋蔵文化財の発掘に関する手続を行わないまま工事着手していた事案が判明し、本年6月18日に公表しました。
 公表後、本年度の全事業箇所(対象:792箇所)について、同様事案の有無を調査したところ、現時点で新たに1件の事案が追加判明しましたので報告します。

1.既公表分(1件)
  【発 注 者】出雲県土整備事務所
  【路線・工区】一般県道 出雲平田線 川跡工区
  【事業箇所】出雲市大津町~武志町
  【延  長】L=1.0km
  【事業期間】H21~R3年度
  【事業内容】歩道整備、現道拡幅
  【遺 跡 名】荻杼(おぎとち)Ⅰ遺跡
  【対応状況】事業箇所を現状保持しており、出雲市教育委員会と対応について協議中

2.追加判明分(1件)
  【発 注 者】益田県土整備事務所
  【地 区 名】山根丁地区
  【事業箇所】津和野町後田地内
  【事業期間】H30~R3年度
  【事業内容】急傾斜地崩壊対策
        工事延長 L=46m 吹付法枠工 A=430㎡
        コンクリート張工 V=34㎥ 落石防護柵工 L=37m
  【遺 跡 名】津和野城下町遺跡
  【対応状況】本年5月31日に施工完了しており、津和野町教育委員会と対応について        協議中