157 新型コロナウイルス感染症に関する積極的疫学調査の重点化等について


 島根県では、これまで接触者に対する幅広検査により、感染者を早期発見し、感染拡大防止につなげているところです。
 このたびの感染の急拡大により、保健所業務が逼迫している圏域においても、幅広検査の体制維持を図るため、下記のとおり対応することとします。
 なお、従来の対応が可能な保健所においては、これまでどおり対応します。

                  記

1.積極的疫学調査について
 これまで、感染源の推定のための調査として、発症日2週間前以降の行動歴を確認してきましたが、オミクロン株の潜伏期間は短いことから、今後は発症日3日前以降の行動歴調査に重点化します。

2.接触者の調査・検査に関する対応
 これまで保健所において、感染者の行動歴等の聞き取りから、濃厚接触者や行政検査が必要な接触者を特定し、保健所が直接検査を行ってきましたが、これに加えて、事業者の協力により検査を進める対応を行うこととします。
 具体的には、事業所等に関する感染事案の検査については、感染者本人の聞き取りと事業者の接触者候補者リストにより、検査の範囲を保健所が特定した上で、事業者が直接検査機関に依頼し検査を行うこととします。
 一方で、以下については、これまでどおり保健所が直接検査を進めます。
・濃厚接触者
・高齢者福祉施設や障がい者施設等の社会福祉施設
・その他集団感染が懸念される施設等