170 県内における豚熱対策について


 山口県岩国市および広島県大竹市で豚熱に感染した野生イノシシが確認されたことを受け、本日開催された「牛豚等疾病小委員会(農林水産省)」において、本県も飼養豚へのワクチン接種推奨地域に指定されました。(別添資料参照)
 今後、飼養豚および野生イノシシでの豚熱対策として次の事項を実施します。

1 飼養豚での対応
(1)飼養衛生管理の徹底
・農場への野生動物の侵入防止対策と消毒の強化、豚の観察と異常豚確認時の通報の徹底を指示
※ 参考:現時点で異常豚は認められていません

(2)豚熱ワクチンの接種
・本県の豚熱ワクチン接種プログラムが国で承認され、ワクチンが配布された後、県内で飼養されている全ての豚とイノシシにワクチンを接種
(接種開始は4月中旬以降で、完了まで概ね2~3週間を見込む)
※ 参考:飼養状況 養豚場7戸37,500頭、ミニブタ(愛玩)5戸8頭、イノシシ7戸41頭

2 野生イノシシでの対応
・野生イノシシの豚熱感染状況のサーベイランス検査を継続
※ 参考:令和3年度(3/22まで)に県内の野生イノシシ271頭を検査し、全例陰性を確認

・野生イノシシを捕獲する際に使用した長靴や車のタイヤ周り等の洗浄・消毒を注意喚起

【県民の皆様へ】
○ 豚熱は、豚・イノシシの病気であり、人に感染することはない上、豚熱に感染した豚やイノシシの肉が市場に出回ることはありません。

○ また、豚熱ワクチンは既に36県で接種されており、接種した豚やイノシシの肉を食べても人の健康に影響はありません。

※ワクチン接種推奨地域:豚熱ウイルスに感染した野生イノシシから豚等への豚熱感染のリスクが高い地域