2205 ツキヨタケによる食中毒の発生について


1 概  要
 10月26日、安来市内の医療機関から松江保健所に、キノコによる食中毒の疑いのある患者を診察した旨の連絡がありました。
 同保健所が調査したところ、10月26日の昼食にキノコを喫食した7名中5名が発症したことが判明しました。
 島根県中山間地域研究センターでキノコを鑑定した結果、ツキヨタケであることが判明しました。同保健所は、患者の発症状況及び聞き取り状況から原因食品をツキヨタケとする食中毒と判断しました。
 なお、患者に入院した者はなく、全員が快方に向かっています。

2 県民の皆様へ
○例年9月下旬以降、野生の毒キノコを食用キノコと誤認して採取、喫食したことによる食中毒が全国各地で発生しています。
○毒キノコによる食中毒は、生命に関わることがあります。
○「食べられるキノコ」と「食べられないキノコ(毒キノコ)」を見分けることは、素人には難しいことです。素人判断はせず、食用と正確に判断が出来ないキノコは絶対に食べないようにしましょう。
※毒キノコによる食中毒の防止については、県ホームページ「島根県の食品衛生」を御覧ください。
URL: http://www.pref.shimane.lg.jp/life/syoku/anzen/eisei/kisotisiki/doku_kinoko.html

【ツキヨタケ】
大きさ:大型で10~20cm程度
発生時期:夏~秋(特に秋)
発生場所:ブナ、イタヤカエデなどの枯れ木上に重なり合って発生する。
症状:食後30分~1時間程度で嘔吐、下痢、腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる。
毒成分:イルジンS、イルジンM、ネオイルジン
近似キノコ:ヒラタケ、ムキタケ、シイタケ

詳細は別添資料をご覧ください。