1163 とびっくすNo.113(ICT技術を活用したスマート沿岸漁業の導入事例)を発行しました


[今回の内容]
 島根県水産技術センターでは、令和3年度より沿岸自営漁業者の所得向上を目的に、ICT技術を活用した海況予測情報※による操業の効率化(以下「スマート沿岸漁業」と称する)を推進しています。今回は、はえ縄漁業、さし網漁業、ひき縄釣漁業、いか釣漁業(アンカー釣り)、一本釣漁業、底建網漁業へのスマート沿岸漁業の導入事例について紹介します。
 はえ縄漁業では、出漁前に潮流予測を確認し、操業トラブルを未然に防止することで、縄繰り作業時間を従来の約2/3に短縮できました。また、さし網漁業では、潮流予測から事前に最適な漁場を選択することで、漁場探索時間を短縮し、燃油使用量を約4割削減できるケースもありました。
※九州大学応用力学研究所運営の海況予測システム「DREAMS」

(内容については別紙のとおり)