1309 トリカブトによる食中毒の発生について


1 概  要
 6月10日、出雲市内の医療機関から出雲保健所に、「自宅の庭に生えていた植物を喫食した1名が食中毒症状を呈し受診している」旨の連絡がありました。
同保健所は、診察した医師からトリカブトを喫食したことによる食中毒患者の発生届があったこと、患者の発症状況及び聞き取り状況から原因食品をトリカブトとする食中毒と判断しました。
なお、患者は現在入院中ですが回復傾向にあります。

2 県民の皆様へ
トリカブトは平地から高山まで広く自生している植物です。鑑賞用として栽培する場合、農作物の近くで栽培しないなど注意が必要です。
(※)特に、葉はニリンソウやモミジガサに似ており、間違えて食べることによる食中毒の発生が見られます。             
【トリカブト】                
分  類:キンポウゲ目キンポウゲ科トリカブト属         
大きさ:茎の長さ100cm前後        
症  状:手足のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、けいれん、呼吸不全に至って死亡することもある           
有毒成分:アコニチンなどのアルカロイド 


詳細は報道発表資料をご覧ください。