1440 新紙幣発行記念! 北斎が描いた富士と波


 島根県立美術館では、コレクション展「北斎展示室」におきまして、「新紙幣発行記念!北斎が描いた富士と波」を下記のとおり開催いたします。

 北斎が70歳代前半で描いた《冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい) 神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)》(以下「浪裏」)は、日本美術を代表する作品として国際的に広く知られ、7月3日より発行される新紙幣(1,000円札)のデザインに採用されました。これを記念し、北斎が生涯を通じて描いた多くの富士の姿、波や水の表現を特集展示します。
 「浪裏」を含む《冨嶽三十六景》はもちろんのこと、北斎が描いた最初期の希少な富士図《東都方角 卯之方(うのかた)三帀堂(さんそうどう)之図》、「浪裏」の大波表現の原型とされる『柳の絲(いと)』、北斎富士図の集大成『富嶽百景(ふがくひゃっけい)』などを一堂に展示します。 
 北斎が「浪裏」の表現に到達するまでの軌跡を、どうぞご堪能ください。
                
                    記

特集展示: 「新紙幣発行記念! 北斎が描いた富士と波」
会  期: 2024年7月3日(水)~8月5日(月)
会  場: 島根県立美術館2階「北斎展示室」
観 覧 料: 一般 300円 大学生 200円 小中高生無料
出 品 作: 北斎が描いた「富士山」や「波」を描いた約40点を展示