1774 島根県オリジナルぶどう「神紅(しんく)」の未利用資源を活用した ハンド美容液の原材料を生産者から供給開始


 島根県では、オリジナルぶどう「神紅」のブランディングを進める中で、生果販売に捉われない販売方法として、島根大学、株式会社ポーラと連携し、「神紅」の未利用資源(果実以外の部分)を用いた商品開発に取り組んできました。株式会社ポーラでは、これまで「神紅」の副梢(ふくしょう)※から抽出したエキスをもとに商品開発した、ハンド美容液(商品名:ハンドコンフィチュール)を数量限定で販売されていましたが、9月20日から、定番商品として販売が始まることとなりました。
 原材料として供給していた副梢についても今年度から、生産者14名の方が供給されることとなり、廃棄されるはずだった未利用資源を活用した商品開発が、新たな価値を生み出すだけでなく、環境に配慮した取組であるとともに、生産者の所得の確保に繋がることが期待されます。

※副梢:新梢の葉の腋から出てくる枝。日当たりを良くし、果実の生育を促進するため、栽培途中で摘み取られ廃棄される未利用資源