1790 島根県立石見美術館 開館20周年記念企画展 「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」の開催


 今年度、開館20周年を迎える芸術文化センター「グラントワ」では、県立石見美術館で実施する4回の企画展を、すべて島根ゆかりのテーマで独自に企画して開催します。
その第3弾として、企画展「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」を下記の通り開催いたします。

                   記
1.会 期   2025年9月20日(土)~12月1日(月)
       休館日:毎週火曜日(9月23日は開館)、9月24日
       開館時間:9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)

2.会 場 島根県立石見美術館 展示室C・D(グラントワ内)

3.概 要
島根県出身の世界的ファッションデザイナー、森英恵の生誕100年を記念し、没後初となる大規模な展覧会を開催します。
1950年代にキャリアをスタートさせた森は、デザイナーとして活躍する一方で、母であり妻でもありました。戦後の高度経済成長期の日本において、映画衣装の制作を通じて頭角を現し、家庭を持ちながら社会的にも大きな仕事を成し遂げるその姿は、新しい女性の先駆けとして注目されました。1961年、森が新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像です。快活で努力を惜しまないその姿は、そのまま森の生き方と重なるものでした。1965年にはニューヨークへ、1977年にはパリへと活動の場を広げた森は、生涯を通じて創作に情熱を注ぎ続けました。さらに日本人として初めて海外で本格的に自身のブランドを確立しただけでなく、ファッション雑誌やファッションショーの記録といった情報メディアの運営を通じて、日本のファッションリテラシーの底上げを図りました。加えて、日本の布地や職人の技を生かした作品を通じて、世界に向けて日本の高い技術力と美意識を発信した点にも、改めて注目されています。
本展では、森英恵の生き方とものづくりの哲学をオートクチュールのドレスや写真、資料など約400点の作品を通して紐解きます。

4.関連プログラム
添付資料をご確認ください。