1940 知ってください!里親を ~10月は里親月間です~


 里親とは様々な事情により自分の家庭で生活できない子どもたちを、児童福祉法の規定に基づき、実親に代わって家庭に受け入れて育てる制度です。
 里親の家庭で愛情に包まれて家族の一員として暮らすことにより、子どもにとって特定のおとなとの関係性を築き、大切にされているという感覚を持ちながら育つことができます。
 現在、島根県内では、親の病気や離婚、児童虐待や育児放棄など、様々な事情で自分の生まれた家庭で生活できない子どもたち142人が児童養護施設や里親家庭などで生活し、その内、45人が里親家庭で生活しています(令和7年8月末現在)。

 里親になられる方の動機や生活されている状況は様々です。すべての里親が中・長期の養育を目指す必要はなく、それぞれにできるかたちの養育(たとえば、1~2泊の受け入れを含めて)や、養育以外の活動(里親の支援、普及啓発活動)も里親等委託推進の大きな力になります。
 子どもたちのニーズにあわせて養育するために、子どもが好きであり、愛情と情熱を持って養育や活動をしてくださる方を求めています。
 県内の里親登録数は177世帯(令和7年3月末現在)。

~子どもたちのためにあなたもできることがあります~
 里親登録することだけでなく、里子が生活する地域の方々が里親制度をご理解いただくことだけでも、その地域で育っていく里子の大きな後押しとなります。

 つきましては、この里親制度を広く県民の方々に知っていただくため、10月の「里親月間」にあわせ、添付のとおり催しを実施します。

【里親会について】
 里親制度の普及や里親間の親睦などを目的とした組織として、「島根県里親会」があります。
 また、島根県内には4つの地区別に里親会があります。「地区里親会」では交流事業や研修等を行っており、里親としての養育技術の向上や相互援助のための役割を担っています。