2017 令和7年度 島根県埋蔵文化財調査センター講演会 「王墓への道-弥生墳丘墓成立の謎にせまる-」の開催について


 島根県埋蔵文化財調査センターでは埋蔵文化財(遺跡や土器・石器などの遺物)について県民の皆様にご理解いただき、その魅力に触れていただくため、毎年講演会を開催しています。今年度の講演会の概要は下記のとおりですので、ご案内いたします。

                       記

1 趣旨                  
   大橋川の改修に伴う近年の発掘調査では、朝酌矢田Ⅱ(あさくみやだに)遺跡(松江市朝
  酌町)から弥生時代の配石木棺墓(はいせきもっかんぼ)と四隅突出型墳丘墓(よすみとっし
  ゅつがたふんきゅうぼ)が新たに確認されました。今回の講演会では、この遺跡の調査成
  果を報告するとともに、市内で発見された四隅突出型墳丘墓の特徴を明らかにします。さ
  らに、四隅突出型墳丘墓に関する最新の研究成果から、山陰での弥生王墓成立の意義にせ
  まります。

2 開催日時
  令和7年11月29日(土)13時00分~16時30分(開場12時00分)

3 講演会内容
  【基調講演】
   「日本海をめぐる弥生墳丘墓とその時代」野島 永 氏(広島大学文学部 教授)
  【事例報告】
   「出雲・石見の弥生墳丘墓‐松江市内を中心に‐」今福拓哉 氏(島根県古代文化センタ
   ー主任研究員)
   「伯耆・因幡の弥生墳丘墓について」森藤徳子 氏(公益財団法人鳥取県教育文化財団
   調査室文化財主事)
   「丹後の弥生墳丘墓について」高野陽子 氏(公益財団法人京都府埋蔵文化財調査研究
   センター調査課長)
  【パネルディスカッション】
   「弥生王墓誕生と環日本海交流について」
   司会:野島 永 氏 / パネラー:今福拓哉 氏・森藤徳子 氏・高野陽子 氏

4 開催場所・定員
  松江市市民活動センター(スティックビル)5階 交流ホール 定員100名
  ※参加費無料・要事前申込(先着順)

5 主 催 島根県埋蔵文化財調査センター

6 共 催 松江市

7 申込方法 「しまね電子申請サービス」に、県公式HPまたは検索サイトからアクセスし、
  本講演会の申請フォームよりお手続きください。

8 問合せ・申込先
  〒690-0131 島根県松江市打出町33 島根県埋蔵文化財調査センター 管理課
  TEL 0852-36-8608
  Fax 0852-36-8025
  E-mail maibun@pref.shimane.lg.jp