| 掲載日 | 令和7年11月14日 |
|---|---|
| 担当 | 文化財課古代文化センター 今福拓哉 |
| TEL | 0852-22-6727 |
| メール | kodai@pref.shimane.lg.jp |
140 松江市を代表する四隅突出型墳丘墓の発掘調査を実施!
古代文化センターでは、考古基礎資料調査研究事業(墓制調査)として、島根県指定史跡「東百塚山古墳群」内の弥生時代の首長墓である東百塚山20号墓(松江市大草町)の発掘調査を行っています。このたび、墳丘の規模や構造などについて多くの知見を得ることができましたので、その成果を公開します。
1 今回の調査と成果
⑴ 調査の目的
東百塚山20号墓は平成26年度の島根県教育委員会の発掘調査で弥生時代後期(約1,800
年前)の「四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)」と判明している。し
かし、部分的な調査であったため、墳丘墓の規模や構造、埋葬施設については不明であっ
た。松江市大橋川周辺では四隅突出型墳丘墓が密集しており、これらの墳丘墓の詳細を把
握することは弥生時代後期の島根県域における社会を知る上で重要なため、発掘調査を実
施した。
⑵ 調査期間 令和7年9月11日~12月初旬(予定)
⑶ 主な調査成果
・ 四隅突出型墳丘墓の斜面や裾部で配石を確認し、これにより長辺約15m、短辺約11
mの規模(方丘部)をもつ四隅突出型墳丘墓であることが明らかになった。
・ 墳丘北東隅角の調査により、突出部や配石の構造を確認した。
・ 墳丘頂部平坦面で墓壙(ぼこう)を3基確認した。詳細については調査中
・ 地元のほか吉備地域を含む供献土器が多数出土し、築造時期が判明
⑷ 調査の意義
・ 墳丘規模や配石構造の詳細、埋葬の様相が把握でき、山陰や中国地方山間部における
類例との比較研究が可能となった。
・ 周辺の集落遺跡や生産遺跡の調査成果と合わせて、出雲地域の弥生時代後期社会を考
える重要な手がかりを得ることができた。
2 現地説明会の開催
⑴ 日 時:令和7年11月23日(日・祝)14:30~15:30(小雨決行)
⑵ 開催場所:東百塚山20号墓 現地(松江市大草町)
駐車場は国史跡出雲国府跡 駐車場(別紙参照)
※駐車場から東百塚山20号墓まで徒歩20分程度です
⑶ 当日のお問い合わせ:090-1013-7841(古代文化センター公用携帯)
1 今回の調査と成果
⑴ 調査の目的
東百塚山20号墓は平成26年度の島根県教育委員会の発掘調査で弥生時代後期(約1,800
年前)の「四隅突出型墳丘墓(よすみとっしゅつがたふんきゅうぼ)」と判明している。し
かし、部分的な調査であったため、墳丘墓の規模や構造、埋葬施設については不明であっ
た。松江市大橋川周辺では四隅突出型墳丘墓が密集しており、これらの墳丘墓の詳細を把
握することは弥生時代後期の島根県域における社会を知る上で重要なため、発掘調査を実
施した。
⑵ 調査期間 令和7年9月11日~12月初旬(予定)
⑶ 主な調査成果
・ 四隅突出型墳丘墓の斜面や裾部で配石を確認し、これにより長辺約15m、短辺約11
mの規模(方丘部)をもつ四隅突出型墳丘墓であることが明らかになった。
・ 墳丘北東隅角の調査により、突出部や配石の構造を確認した。
・ 墳丘頂部平坦面で墓壙(ぼこう)を3基確認した。詳細については調査中
・ 地元のほか吉備地域を含む供献土器が多数出土し、築造時期が判明
⑷ 調査の意義
・ 墳丘規模や配石構造の詳細、埋葬の様相が把握でき、山陰や中国地方山間部における
類例との比較研究が可能となった。
・ 周辺の集落遺跡や生産遺跡の調査成果と合わせて、出雲地域の弥生時代後期社会を考
える重要な手がかりを得ることができた。
2 現地説明会の開催
⑴ 日 時:令和7年11月23日(日・祝)14:30~15:30(小雨決行)
⑵ 開催場所:東百塚山20号墓 現地(松江市大草町)
駐車場は国史跡出雲国府跡 駐車場(別紙参照)
※駐車場から東百塚山20号墓まで徒歩20分程度です
⑶ 当日のお問い合わせ:090-1013-7841(古代文化センター公用携帯)