2329　令和７年度　病害虫発生予察情報　特殊報第２号（CABYVによるメロン病害）

　令和７年６月、県西部の施設栽培メロンにおいて、葉の退緑及び黄化症状を示す株が確認されました。島根県農業技術センターでRT-PCR法による検定及び、その増幅産物の塩基配列を解析した結果、Cucurbit aphid-borne yellows virus（CABYＶ）が同定され、本県未発生であるCABYVによるメロン病害であることが確認されました。
　国内における本ウイルスの特殊報は、令和６年に京都府のキュウリで初めて発表された後、これまでに滋賀県のメロン及びキュウリ、福島県のキュウリ、大阪府のキュウリ及び茨城県のメロンと５府県で報告されています。
　CABYVによるメロン病害について、本県での発生が初めて確認されたので、特殊報を発表します。