113 登録有形文化財(建造物)の登録について


7月16日(金)に開催された国の文化審議会(会長 佐藤 信)において、県内に所在する建造物2件を登録有形文化財(建造物)へ登録するよう文部科学大臣に答申されました。

1.有形文化財(建造物)の概要
(1)旧濱中屋船宿(きゅうはまなかやふなやど)(福間館別館(ふくまかんべっかん))
ア)所 在:松江市美保関町美保関296
イ)所有者:個人
ウ)年 代:1911(明治44)年ごろ
エ)構造等:木造2階建、瓦葺
      建築面積78㎡
オ)特 徴:美保関東端の通りに南面する船宿。外観に桟瓦や焼杉の板壁を使用し、2階
      の建ちの高い整った座敷から湾を眺望できるなど、船宿の特徴を残す。日本
      海海運の拠点であった美保関の歴史を語る上で貴重。
(2)三代家住宅主屋(みしろけじゅうたくおもや)
ア)所 在:松江市美保関町美保関581他  
イ)所有者:個人
ウ)年 代:1862(文久2)年/1930(昭和5)年改修
エ)構造等:木造2階建、瓦葺
      建築面積140㎡
オ)特 徴:美保神社東方、廻船問屋が建ち並ぶ青石畳通に位置する町屋。外観に桟瓦や
      板壁、格子窓を使用するなど、美保関の町家の特徴を持ち、日本海海運の拠
      点として栄えた港町の歴史を語る上で貴重な建物。
2.評価
 いずれの建築物も美保関の町屋の特徴をよく表しており、登録基準一の「国土の歴史的
景観に寄与しているもの」として評価された。

今回登録の建造物に関する問い合わせ先
松江市歴史まちづくり部まちづくり文化財課  担当:古瀬・大島(0852-55-5523)