1162 島根県立石見美術館 コレクション展 「ファッションプレートと日本の大正・昭和のイラストレーション」の開催について


 島根県立石見美術館では、コレクション展「ファッションプレートと日本の大正・昭和のイラストレーション」を以下のとおり開催いたします。


1.会 期   令和6年5月8日(水)~6月23日(日)
        休館日:毎週火曜日
        開館時間:9:30~18:00(展示室への入場は17:30まで)

2.会 場   島根県立石見美術館 展示室C(グラントワ内)

3.概 要 
 開催中の企画展「111年目の中原淳一」にあわせ、当館のコレクションの中から、大正~昭和前期のイラストレーションと、同時代のフランスのファッションプレートを紹介します。
 1910年代以降大衆消費社会が到来し、世界の各都市では様々な情報が時差なく共有されるようになります。美術、デザインなどの分野も例外ではありません。日本でも、アーティストたちは欧米の動向に目を向け、大きな刺激を受けながら制作を行いました。
 今回は、フランスの雑誌『モード・エ・マニエル・ドージュルドゥイ』(今日の流儀とおしゃれ)に挟み込まれたファッションプレートと呼ばれる版画や『アール・グー・ボーテ』(芸術・趣味・美)という雑誌と併せ、ほぼ同時期に制作された日本の雑誌『婦人グラフ』などを展示します。フランスを中心とする国外の動向や、竹久夢二、杉浦非水といった日本のグラフィックデザインの先駆者たちの仕事が、中原淳一をはじめとする後の表現者たちを育む土壌となったことをみていきます。(展示点数約30点)